東洋計器マルチセンター
「感震器作動遮断」通報472件を受信
2011年4月27日
東日本大震災により被災されました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
東洋計器(株)(松本市 土田泰秀社長)は、同社内にある共同集中監視センター「東洋計器マルチセンター」で、東日本大震災発生の1分後である3月11日14時47分から14日11時31分までの間に「感震器作動遮断」の通報を472件受信しました。通報は宮城県・福島県・岩手県・秋田県・山形県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県の13都県から入ってきており、広範囲にわたる通報状況から地震の規模の大きさを確認しました。
受信を受け、一部のガスユーザー様へは東洋計器マルチセンターから一次対応を行いました。対応の電話をすると安心されるユーザー様が多く、改めて集中監視システムの役割を感じました。
「感震器作動遮断」通報が入ってきた栃木県の年配のお客さまに、感震器作動遮断機能を説明すると、「メーターにそのような機能があるとは知らなかった。いざというとき自動的にガスを遮断してくれるのは事故を防いで良い」と安心されていました。
「復帰安全確認中遮断」通報が入ってきた栃木県の飲食店の方に、遮断理由を説明すると、「センターでそこまで状況が把握できるとは凄い」と集中監視システムを理解していただきました。
「圧力低下遮断」通報が入ってきた茨城県のお客さまに状況を説明すると、「自分でガスの元栓を閉めていたのを忘れていた。何故ガスが使えなくなったのか理由を聞けて安心した」と言葉を頂きました。
ガス業界の持つ集中監視システムは、安全で安心な生活を提供するのに重要な役割を担うシステムで、国家的資産と言えます。東洋計器(株)では、ガスメーターの安全機能を広く伝えると共に、テレメ技術でLPガスの魅力向上に貢献していきたい考えです。