東洋陶磁美術館 ESCO事業でエネルギーを見える化
東洋計器(株)製「エコ・ワンシステム」活用
2012年5月7日
「安宅(あたか)コレクション」で知られる大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市 出川哲朗館長)は、大阪市「ESCO事業」にて、空調並びに照明などの省エネルギー改修を実施しています。
エネルギーの「見える化」システムとして、東洋計器(松本市 土田泰秀社長)製の「エコ・ワンシステム」を活用し、データ収集・分析を行っています。
本事業は自己資金型「ESCO事業」であり、大阪市が省エネルギー改修に係る初期投資を行い、ESCO事業者が大阪市に対して省エネルギー効果を保証するものです。
本事業では5年間でエネルギー削減率37.8%、CO2削減率42.8%達成に向け、
(1)既存のガス吸収式冷温水機1台から、小規模高効率水冷チラー2台(106kW・170kW)と潜熱回収型温水ボイラー(318kW)への変更
(2)冷水出口温度の調整
(3)照明器具のLED化
などを推進しています。
(1)既存のガス吸収式冷温水機1台から、小規模高効率水冷チラー2台(106kW・170kW)と潜熱回収型温水ボイラー(318kW)への変更
(2)冷水出口温度の調整
(3)照明器具のLED化
などを推進しています。
電力計測には電力測定用クランプオンセンサーを取り付け、主に空調システムや照明での1時間単位の電気使用量を計測しています。ガス計測には流量計(パルス出力)を取り付け、空調システムでの1時間単位のガス使用量を計測しています。また、空調機の冷水出口に温度センサーを取り付け、温度を計測しています。「エコ・ワンシステム」に集約されたデータは、ネットワーク経由で送信され、エネルギー使用量削減に向け、分析が行われています。
国や自治体でエネルギー削減に向けた取り組みが進む中、東洋計器(株)は今後も製品開発を積極的に進め、計測技術を通じて貢献したい考えです。