増田石油 戸建メーター全数を、東洋計器製超音波「PR型」に統一へ
2017年1月17日
増田石油株式会社(本社・福岡市、増田成泰社長)では、「新・料金メニュー」導入によるLPガスの拡販効果が極めて高いことから、本年より、検定満期がくる戸建住宅のガスメーターを、全て東洋計器製超音波メーターの「PR型」に統一することを決めた。
平成27年度の「石油ガス販売事業者構造改善支援事業」で、300世帯に対して、ガスを用途別に分けて計ることが可能な東洋計器製超音波メーターを使って、給湯帯・暖房帯のガスを、通常単価より25%から30%割引できる「新・料金メニュー」を作成した。
この「新・料金メニュー」を活用して、エコジョーズやガス暖房の器具販売を行い、灯油などからLPガスへの切替キャンペーンを実施した。
その結果、300世帯合計で、前年同期比較で178%のガス増販が行え、粗利も139%増と、大きな実績を上げることができた。特に、郡部では、売上543%、粗利285%と顕著な効果があった。
ガスに切り替えたお客様からは、「エコジョーズを入れても月々の支払いが余り多くならない。」「自動お湯はりや追い炊きができて便利だ。」など、ガスの良さを評価する声が、多数得られた。
増田石油の臼井学ガス部長は、「本事業を通じてガスの割引メニューは、お客様との接点強化に最適である。他熱源との比較ができ、ガスを使う快適・利便性・お得感の提案ができる」と語り、「新・料金メニュー」の積極導入により、経営基盤強化・需要拡大・取引適正化が期待できることが解った。
こうした実績を踏まえて、同社では、エネルギー新競合時代に対処する上で「新・料金メニュー」導入は不可欠であると判断し、実績豊富で対応ソフトが完備し、推進のノウハウやスタッフも充実している東洋計器と連携し、同社の超音波メーター「PR型」を、ガス拡販の市場として有望な、戸建住宅全戸に取付けることにした。本年は2,000台相当の超音波メーター「PR型」を設置する。
また、今後、東洋計器で開発した「料金表統合化ソフト」を活用し、「新・料金メニュー」を活用した料金表の統合化作業をおこない、4月を目途に料金表の公開に向け準備を進める。
さらに、一定数「新・料金メニュー」を導入したタイミングで、検針合理化のために、東洋計器が新開発した「タッチ検針」の導入も行う考え。後方ソフトは、パーパス(株)のプロフィットナビゲーターを採用。