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東洋計器(株)
バングラデシュ・ダッカでプリペイドガスメーター21万台を受注

2017年3月22日

東洋計器株式会社(本社・松本市)は、2017年3月18日、バングラデシュの首都ダッカにある天然ガス供給会社チタスガス株式会社と、プリペイドガスメーター21万台の受注契約を行った。チタスガス株式会社幹部と、東洋計器の代表として宮原清貴取締役が調印した。

バングラデシュは、天然ガスの埋蔵量が豊富で、一般家庭ではガスが定額制料金となっており、使い放題のため浪費される傾向にある。電力・産業用のガス需要も急増しており、今後深刻なエネルギー不足が危惧され、ガス資源の枯渇も予想されている。

こうした背景のもと、同国ではガスの効率的な利用を目的に、プリペイドガスメーターの導入を決めた。

本事業は、JICA(国際協力機構)の「天然ガス効率化事業」(円借款、2014年6月L/A調印)の一環であり、料金前払い式のガスメーターを各家庭に設置することで、ガス使用量の抑制と公平な料金体系の確立を図ろうとするもの。

同国では、2014年11月以降、プリペイドメーターの試験導入を実施しており、その効果が確認できたため、ダッカ市に20万台、チッタゴン市に6万台のプリペイドガスメーター設置を本格的に実施することになった。今回の受注分はダッカ市21万台で、チッタゴン市の6万台に続く大量受注となった。

2016年に、アメリカ・中国・イタリア・ベトナムなど13社の企業が参加した予備入札、本入札が実施され、東洋計器が技術・価格両面にて落札し、契約に至った。

東洋計器では、フェリカ内蔵のガスメーターの読み取り部にプリペイドカードをかざし、チャージした金額分だけガスが使える新たなシステムを同国向けに開発した。落札金額は約40億円で、2017年4月末から納入を開始する。1月に落札したチッタゴン市向けのメーター6万台は既に量産体制に入っている。

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