東洋計器(株) LPガス料金完全回収システム
「プリペイドサービス」をリリース予定
2021年2月18日
東洋計器(株)(松本市 土田泰秀社長)は、LPガス料金(集合住宅向け)の完全回収を目指した新しいサービスコンテンツ「プリペイドサービス」の提供に向け、実証試験を進めている。リリースは令和3年4月を予定。
「プリペイドサービス」は、LPガス事業者様のガス料金完全回収を可能とし、督促の手間と費用をかけずに実現する目的で開発された。LPWA端末【IoT-R】の機能、データを活用できるプラットフォーム「IoT-Smart7R」のサービスコンテンツとなる。
「プリペイドサービス」の仕組みは、まずLPガス利用者様がウェルネット(株)(東京都 宮澤一洋社長)の決済アプリ「支払秘書」にLPガス料金を入金する。「支払秘書」には銀行口座を紐づけできる他、コンビニエンスストアから入金することも可能。入金したLPガス料金は連動する「プリペイドプラットフォーム」上でLPガス利用可能量に変換され「IoT-Smart7R」を通してLPガスメーターに設定される。その後は日々の利用状況に応じて必要時にはeメールやSMS(ショートメッセージサービス)で利用者に入金を自動的に促す。入金されない場合、警告後、LPガスメーターが遮断しガスが使えなくなる。その際、急に遮断することによるトラブルを回避するため、非常用として一定のガス利用を可能とする仕組みも設けた。入金が確認されると入金額に応じたガスを利用することができ、これを自動で繰り返す。
LPガス料金の督促、回収を自動化することで、督促、回収に関わる時間と精神的な負担から解放され、本来のLPガス販売業務等に人的資源を集中できるようになる。
LPガス事業者様は、今までLPガス利用者様に直接請求していたLPガス料金をプリペイドプラットフォームに請求先を変えるだけで運用でき、料金表もそのまま使える。原料調整費制度を導入しているLPガス事業者様でもそのまま運用することができる。
また、今まで未収対策として保証金を預かっている場合があるが、保証金が不要となり、LPガス事業者様はこの保証金の管理から解放され、ガス利用者様は保証金を預ける必要がなくなる為、双方のメリットとなる。
リリースに向けた実証試験は順調で、4月以降、多くのLPガス事業者様にご活用いただき、LPガス料金回収の業務改善に役立ててほしいと考えている。