東洋計器(株) 「IoT-R」累計出荷数400万台を突破
2024年9月18日
東洋計器(株)(松本市 土田泰正社長)が開発したガスや水道メーターなどの自動検針向けIoT通信端末機・商品名「IoT-R」の出荷数が、発売以来、9月18日で4,010,421台となり400万台を超えました。
出荷第1号は、2018年10月26日・日通商事㈱(現NX商事)様で、100万台達成が2021年5月11日、200万台達成が2022年6月7日、300万台達成が2023年8月3日で、400万台は出荷以来5年と11ヶ月での達成となりました。
「IoT-R」は電池で10年間稼働できる携帯電話のイメージの機器で、メーターやセンサーなどと接続すれば、KDDIの携帯電話網を活用して検針値やガス漏れ通報、消し忘れ情報などを監視センターに自動通報します。工事が簡便で、通信量は1ヶ月定額のため、毎時や毎日の検針値など、ガス事業を行う上で必要な情報を自在に収集できます。
現在の主な用途は、LPガスの検針やガス事故を未然に防ぐことができるマイコンメーターの情報、更にはLPガスボンベの残量を把握し効率的な配送計画を立てることなどに使われています。
最近では、水道メーターの自動検針や漏水情報の収集、灯油の残量監視、加工食品工場などでの窒素・炭酸ガス管理、金属加工会社でのアルゴンガス管理などにも利用が広がっています。
特に水道関連では東京都水道局様などへの納入と共に、デジタル田園都市国家構想交付金を利用したスマート水道メーターの導入案件も広がっています。
東洋計器の「IoT-R」は工事性・通信の安定性・コストパフォーマンスなどに優れています。また、送られてきた検針情報を高度活用するコンテンツにおいて、他に類を見ない圧倒的な内容を完備しておりご好評いただいております。
用途別にガスを分計してガス暖房需要などの推進に有効な『新・料金メニュー』の運用、携帯端末に使用情報や緊急情報を自動転送すると共に電子請求・電子決済が可能なWeb明細『ガスるっく』『水るっく』、『高齢者元気情報システム』、配送の合理化が可能な『配送Navi』、ガスの『プリペイドサービス』なども構築し実運用に入っています。
また、情報を受信する『マルチセンター』を自社内に整備し、間もなく400万世帯からの情報を受発信することとなり、500万台体制対応のため、センターの大幅な拡張を今春に行いました。