東洋計量史資料館にて 開館10周年を記念し、一般無料公開
2024年10月15日
東洋計器(株)(松本市 土田泰正社長)が運営する「東洋計量史資料館」(土田泰秀館長)は、国内外の古い度量衡や学術書など、数万点を保存しており、一部を一般公開しています。
この度、開館10周年と11月1日の「計量記念日」を記念し、11月2日(土)に特別展示を行い、一般無料公開します。
主要な公開内容
- 常設している福井県水月湖の年縞と7万年の歴史。
- 正倉院保管の『紅牙撥鏤尺』(こうげばちるじゃく)の完全複製品。
天平時代に唐からもたらされた、天皇だけが持つことが許される国家の規範となる象牙製のものさし。正倉院に保管されている8本のうち、中倉保管の紅牙撥鏤尺を著名な撥鏤作家である守田蔵氏に依頼して作成したもの。 - 佐久間象山が学んだオランダの学術書と同時期のゾンメル著の貴重な書籍。
明治8年(1875年)にメートル法による「度量衡取締役条例」が制定されたが、佐久間象山らが江戸末期にオランダの学術書で近代計量科学を学んでいたことが幸いし、対応に苦慮しなかった。展示される書籍は象山が学んだ頃と同時期のゾンメルにより著述された本である。 - 豊臣秀吉が定めた京枡。
- 秦の始皇帝が定めた皇帝枡の世界で唯一の完全複製品。
- イギリスのガロン原器。
- (株)クボタ寄贈の日本の高度成長を支えた工業用はかり5点。
概要
東洋計量史資料館 |
住 所:長野県松本市埋橋1-9-18 館 長:土田 泰秀 連絡先:東洋計器株式会社 秘書室 T E L:0263-48-1121(東洋計器株式会社 代表) メール:info-hakari@toyo-keiki.co.jp |
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一般無料公開日程 | 2024年11月2日(土) 10:00~15:00 ※予約不要です |
URL | 「東洋計量史資料館」ホームページ https://www.toyo-keiki.co.jp/toyokeiryoushi/ |
尚、東洋計量史資料館では、10周年を記念し、より多くの若い方々に計量の歴史を知ってもらいたいとの主旨で、2025年10月末まで『学生の日』を設け、学生に無料公開する予定です。※要予約