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導入事例

新・料金メニュー簡易ガス「選択約款」にHyC-5採用 給湯・暖房需要拡大に

東上ガス株式会社様(埼玉県)

東上ガス様(清水洋社長)は、ハイブリッド・カウンタ「HyC-5」を活用した簡易ガス団地への「家庭用ガス暖房約款」を関東経済産業局に申請し、このほど正式に受理されました。 岡山県(株)両備エネシス様が中国経済産業局に届け出た事例に続き、関東経済産業局でもHyC-5による「選択約款」が簡易ガス料金体系に採用されたもので、暖房用途・給湯用途の需要拡大に向けて、全国各地で申請に向けての準備が進められています。

「オール電化」攻勢に対して、簡易ガスにおいても魅力的な価格体系が求められており、簡易ガス版「新料金メニュー」に注目が集まっています。

4団地約1,186地点でHyC-5「選択約款」を届出

東上ガス様では、暖房需要の大幅な拡大を狙い、

  • 柏藤心団地(209地点) 千葉県柏市
  • グリーンタウン団地(495地点) 神奈川県
  • ひばり台団地(214地点) 埼玉県
  • 大丸団地(268地点) 埼玉県

の4団地合計約1,186地点に対し、「家庭用ガス暖房約款」を届け出、平成15年6月2日柏藤心団地について、6月20日グリーンタウン団地・ひばり台団地・大丸団地について、正式に受理されました。
ファンヒータ、床暖房など冬期に使用量が増加するお客様に向けて、「ガスを安心して使っていただく」ために、「お得な料金体系」を構築する必要があると考えていました。 また、「オール電化」の攻勢も切実な問題となりつつあり、「消費者に選択していただくエネルギー」として今後事業拡大を図るために、選択約款が必要であると判断しました。

HyC-5による選択約款の特長

所有する器具に応じた「選択約款」を構築する上で、

  1. 暖房器具を所有していることを条件に、「割安な単価」を適用した場合、あまり使用されず消費量が伸びない場合には、一般約款に比べ減収になってしまうため、基本料金を上げる方式が取られることが一般的でした。
  2. 長時間使用量を分計するHyC-5の方式は
    • 基本料金を大幅に上げる必要がありません。通常使用量と長時間使用量を「分計」することにより、万一使用量が少ない場合には、通常約款に近い料金体系となります。
    • 暖房用途にどのぐらいガスが使われたか、お客様が分かる仕組みとなります。
    • 適用される料金表Dの単価は、料金表Cの単価に対して約28%の割引となっており、暖房用途(長時間)のガスに「お得感」が得られます。
    • この選択約款により、暖房器具拡販と料金プランをセットで提案できるようになります。
    • 簡易ガス団地内への「オール電化」対策として、今後給湯用途も含めた魅力的な料金プランの展開が可能になります。

選択約款の概要

  1. 名称 「家庭用ガス暖房契約」(選択約款)
  2. ガス事業法 第17条第7項にもとづき、関東経済産業局に届け出
    平成15年6月2日付
  3. 適用条件
    暖房機器(ガスファンヒータ・床暖房・浴室暖房乾燥機等)を専用住宅または併用住宅で使用されるお客様が、この選択約款の適用を希望される場合に適用。
  4. 使用量の算定
    ガスメーターとHyC-5の検針により「通常使用量」と「長時間使用量」を算定。
  5. 従量料金のうち、HyC-5により算定される「長時間使用量」を割引対象とし、料金表Dを適用します。
  6. 「通常使用量」とは、ガスメーター積算値による使用量から「長時間使用量」を除外した使用量とし、消費量に応じて料金表A・B・Cが適用されます。料金表Aは0~8m3、料金表Bは8~30m3まで、料金表Cは30m3を越える使用量が対象になります(現行簡易ガス料金と同様)。
  7. 料金表A・B・Cでは現行基本料に300円(HyC-5取付費、などを想定した金額)を加算し、また料金表Dでは基本料金を0円として従量分のみ特別価格を設定しました。
グリーンタウン(神奈川県) 地図

グリーンタウン(神奈川県) 地図

グリーンタウン(神奈川県) 町並み1

グリーンタウン(神奈川県) 町並み1

グリーンタウン(神奈川県) 町並み2

グリーンタウン(神奈川県) 町並み2

グリーンタウン(神奈川県) 容器庫

グリーンタウン(神奈川県) 容器庫

掲載年月:2003年7月

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