都市ガスデマンド監視を低コストで導入、
現場業務の効率化を実現
武陽ガス株式会社様(東京都)
武陽ガス様では、2026年にFOMA通信サービスが終了するのに伴い、ガス流量監視伝送システムのリプレイスを検討していました。リプレイスを行うにあたって、低コストでのシステム導入とシンプルな運用を希望されていました。検討の結果、条件に合致したPDC5ⅡとIoT-Rでデータを変換・送信するしくみを導入されました。
データの変換と送信を低コストで実現
今回、採用したパルス電文変換器「PDC5Ⅱ」とLPWA送信機「IoT-R」を活用したしくみは、一般的なデマンド監視のしくみと比較すると低コストで導入・運用が可能です。ルーツメーターとデマンド計のパルス信号をPDC5Ⅱを接続して、電文に変換してIoT-Rでデータ送信を行っています。
事務所から全物件の一斉検針も可能に
データを受信するセンターやサーバーをガス事業者様で準備する必要がなく、インターネット環境とパソコンがあればWebシステム上でデータを確認・取得することができるため、運用面でもコストを抑えることができます。
導入後は、毎時データの取得のほか、必要に応じて全物件への一斉検針が可能で、現場訪問によるデマンド計測が不要となり、業務負荷が軽減されました。さらに、取得したビッグデータを武陽ガス様で作成した使用量計算ソフトに取り込むことで、ピーク時間帯の大口顧客様の使用量が確認でき、配管圧力低下管理等にも活用されています。
構成の一例(参考)
- 本事例に紹介されている機器・サービス
そのほかの導入事例
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掲載年月:2024年10月