LPガス用 セーバープロスマート
該当器種
- セーバープロスマート GLT-SPL3-BLE
概要
LPガス用の電気式ダイヤフラム式自記圧力計です。ガス配管の気密・漏洩検査を行います。
iOS・Android・Windowsの全てのOSのアプリに対応しています。
OSの推奨環境は、「株式会社エイムテック」のホームページをご確認ください。
- 関連
特長
- 圧力センサーモジュールとタブレットで構成されています。見やすい8インチタブレットを採用しました。
- インターネット経由で計測アプリをバージョンアップできます。
- アプリ使用のタブレットは操作が簡単です。
- 使いなれたチャート紙の計測記録を液晶画面に再現します。
- GPSの正確な時間で自動的に時刻合わせします。
- 高性能でありながら低価格を実現しました。
データ通信
セーバープロスマートは計測部の圧力センサーモジュールと操作・表示部が独立しています。調整器圧力検査の際、計測場所から離れた場所へ計測データを通信しますので、受信した圧力を確認しながら燃焼機器の点火・消火操作が可能となり、便利になりました。
※環境により通信が途絶えた場合、計測データは圧力センサーモジュールに記憶されていますので、再計測の心配はありません。
自動判定
調整器圧力検査
調整器の計測終了後にグラフを見ながら調整圧、閉そく圧、入口圧を選択します。選択した各圧力は数値として表示され、合格判定も自動で行います。
GPS
計測毎にGPSの正確な時間を記録しますので、計測実施の信頼性が高いです。
お客様のご署名
タブレット上にお客様のサインを頂き、印字ができます。
チャート紙で表示
チャート紙モードでは、機械式自記圧力計のチャート紙と同等の計測記録を表示します。
※チャート紙モードでは、電気式ダイヤフラム式自記圧力計の基準に沿って計測が行われます。開始圧力と終了圧力が表示されますが判定結果はお客様で入力します。
※チャート紙モードでは、電気式ダイヤフラム式自記圧力計の基準に沿って計測が行われます。開始圧力と終了圧力が表示されますが判定結果はお客様で入力します。
メニュー画面の仕様
データ一覧 |
計測データを最大400件表示、各計測データの結果(数値/グラフ)を表示 保存:データ管理システム用ファイル(SPDファイル)を作成 送信:データ管理システムにデータを送信 削除:全てのデータを一括削除/試験毎に1件ずつ削除可能 |
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ゼロ点基準値調整 | 「大気圧ゼロ点調整」の基準となるゼロ点基準値を調整 |
試験機能設定 | 検査員名を登録、環境判定機能ON/OFF選択、圧力低下警告機能ON/OFF選択、ボタン操作音、アラーム、確認音ON/OFF選択 |
デバイス登録 | 使用する圧力センサーモジュール、専用プリンター、データ管理システム用パソコンを登録 |
製品情報 | 計測アプリと圧力センサーモジュールの情報を表示、圧力校正日更新(要パスワード) |
温度補正モード | 漏洩試験/気密試験/自動計測、2分計測/5分計測、温度補正アルゴリズムによる判定結果算出 |
チャート紙モード | 漏洩試験/気密試験/自動計測、2分計測、5分計測/10分計測/24分計測判定結果は任意に入力 |
デジタルモード | 漏洩試験/気密試験/自動計測、2分計測/5分計測/10分計測、デジタル式と同様に判定結果算出 |
調整器圧力検査 | 例示/代替/供給/集合/逆順、調整圧・入口圧燃焼時間選択:10秒/30秒/60秒、最大10分間計測して検査結果を選択 |
ロガー計測 | 連続計測:1から59分まで1分毎に選択、1から24時間まで1時間毎に選択 |
現在の圧力計測 | 任意の計測値の保存・印刷が可能 |
セーバープロデータ管理システム
セーバープロスマートでは、データ管理システムをお使いのパソコンにインストールし、タブレット・スマートフォンに保存された計測データをパソコンへ転送して、パソコン上で簡単に気密・漏洩試験、調整器圧力検査の結果を管理できます。
運用方法
- 手順1
「データ管理システム」をパソコンにインストールします。 - 手順2
タブレット・スマートフォンとパソコンをUSBケーブルで接続します。
※iOS版の有線転送はiTunesが必要です
※計測データ(SPDファイル)はメールでも送信可能 - 手順3
- データ管理システムを起動します。
- 「データメンテナンス」の「インポート」を選択します。
- 「ファイル選択」から端末を選び、SPDファイルを選択します。
- パソコンのデータ管理システムより、SPDファイルを開きます。
セーバープロスマート用語集
タブレット | 薄い板状のコンピューター製品の総称で、スマートフォンと同様に指やタッチペンで操作できる特長があります。 |
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Android 〔アンドロイド〕 |
Googleが開発したスマートフォン用のOS(オペレーティングシステム:基本ソフト)の名称です。 |
アプリ | アプリケーションソフトウェアの略称で、一般にパソコンや、特に最近ではタブレットやスマートフォン上で動く業務やゲームなどのプログラムを指します。 |
クラウド | クラウド・コンピューティングの略称で、ネットワークを介したコンピューターの利用形態です。ネットワークを図示するのに雲(クラウド)のような絵をよく使うことから、その語源となっています。特に、データ保存に災害対策したデータセンターを使用した場合に災害に強いことがメリットとして挙げられます。災害時対策を重視し、複数データセンターに分散したデータ保管をするクラウドを採用することにより、データ保管の安全性を確保しています。 |
3G(3rd Generation) [スリージー] |
第3世代の携帯電話方式の総称です。高速なデータ通信が可能で、高音質な通話や動画の配信、およびテレビ電話機能など、様々なマルチメディア通信サービスが利用可能です。 |
Wi-Fi [ワイファイ] |
無線LANのブランド名です。Wi-Fi製品は、規格対応していることが認定されているため、確実に無線接続できることが保証されています。また、無線LANは無線でデータ送受信を行う構内通信網を指します。 |
Tethering [テザリング] |
スマートフォンなどの通信機器を中継点として、パソコンなどの機器をインターネット接続する機能を指します。 |
Bluetooth [ブルートゥース] |
携帯情報機器などで数mから数十m程度の機器間接続に使われる短距離の無線通信技術です。 |
GPS [ジーピーエス] |
Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム:全地球測位システム)の略称で、人工衛星を利用した位置情報、時刻情報を取得するシステムです。GPSを利用した機器として第一にカーナビゲーションが挙げられます。 |
仕様
こちらのPDFファイルをご参照ください。