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信州の自然やイベント

2025年8月4日 白馬五竜高山植物園と幻の花

7月の終わり、⻑野県⽩⾺村にある⽩⾺五⻯⾼⼭植物園へ⾜を運びました。
日本百名⼭の一つの五⻯岳(標⾼2,814m)の麓に広がるエイブル⽩⾺五⻯は、全7コースあり初心者から上級者まで楽しむことができるスキー場です。その最上部に位置する良質のパウダースノーと北アルプスの絶景が人気のアルプス平ゲレンデ(標⾼1,515m)は、冬が終わりグリーンシーズンになると、日本有数の⾼⼭植物園へと姿を変えます。

⽩⾺五⻯⾼⼭植物園は6月から10月までの間オープンし、300種以上の⾼⼭植物と出会うことができます。園内はスイスアルプス・ヒマラヤエリア、⾼⼭の花エリア、⼭の花エリア、草原の花エリア、⽩⾺連⼭⾼⼭植物生態園の5つのエリアに分かれており、グリーンシーズンも多くの方が訪れさまざまな⾼⼭植物を楽しんでいます。


白馬五竜高山植物園
⾼⼭植物園へはテレキャビン(ゴンドラ)に乗って向かいます。植物園の入り口であるアルプス平広場から少し下ると展望リフト乗り場があり、景色を眺めながら空中散歩を楽しみました。
展望リフトとエゾアジサイ
エゾアジサイ

低いリフトのため、花が近いです。エゾアジサイが並んでいました。

⾼⼭植物園の頂上付近には⾃然遊歩道があり、五⻯岳へのトレッキングコースの一部でもあります。展望リフトを降りてすぐに散策することができ、蛇紋岩(じゃもんがん)という特殊な地質のため、珍しい⾼⼭植物が見られる学術的にも貴重なエリアだそうです。
標⾼1,676mの頂上には地蔵ケルンがあり、その周辺は「地蔵の頭」と呼ばれる展望スポットです。地蔵ケルンの中には風切地蔵尊(風除地蔵)が安置され、農耕の風害防除だけでなく、疫病や⾃然災害などから守ってほしいとの願いを込めて江⼾時代に祀られたそうです。現在は、登⼭者の安全を祈る場所として親しまれています。
この日は雲が多く少し残念でしたが、地蔵の頭からは北アルプスの景色が一望でき壮観でした。空にはパラグライダーも飛んでいました。


地蔵ケルン

風切地蔵尊が安置されている地蔵ケルン。ケルンの外にもお地蔵様がいました。

小遠見山

「地蔵の頭」から望む小遠見山(ことうみやま)。ここから小遠見山頂を目指すトレッキングコースもあります。

ヤナギラン

ヤナギラン

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ

ハクサンオミナエシ

ハクサンオミナエシ

タカネナデシコ

タカネナデシコ

オヤマソバ

オヤマソバ

チングルマの種

チングルマの種

イワベンケイ

イワベンケイ

イワギキョウ

イワギキョウ

ヤマホタルブクロ(赤紫色)

ヤマホタルブクロ(赤紫色)

ヤマホタルブクロ(白色)

ヤマホタルブクロ(白色)

ササユリ

ササユリ

コオニユリ

ヤマルリトラノオとウツボグサの群落に咲くコオニユリ

キリンソウ

キリンソウ

プリムラ・ヴィアリー

プリムラ・ヴィアリー

シモツケソウ1
シモツケソウ2

シモツケソウの群生地がありました。緑の中の鮮やかなピンク色が目を引きます。

ヒマラヤの⻘いケシ
ヒマラヤの⻘いケシです。少し赤みがかって⻘紫色になっていました。本来の空色ではありませんがとても綺麗です。
⻘いケシはメコノプシス属の⻘い花のことを指し、ヒマラヤなどの⾼⼭帯に⾃生します。冷涼な環境を好み暑さに弱いため栽培が難しく、また開花時期も短いことから「幻の花」ともいわれています。
⽩⾺五⻯⾼⼭植物園では7月上旬から中旬頃が見頃だそうで時期を少し過ぎていましたが、出会うことができました。

たくさんの⾼⼭植物を楽しみながら、園内を散策しました。アルプス平広場では、リコーダーとケーナのハイブリッドである「リケーナ」という楽器の演奏が行われていました。爽やかな風が吹くのどかな園内に響く優しい音色は心地よく、穏やかな時間が流れていました。
五⻯エリアは広葉樹が多く紅葉の時期は⼭全体が綺麗に染まるそうで、ぜひ秋も訪れてみたいですね。


ひまわり
8月に入ると、夏を代表する花の一つ、ひまわりをあちこちで見かけるようになりました。⾼⼭植物とはまた違った良さがあり、力強いビタミンカラーにパワーをもらいます。
まだまだ暑い日が続きますが、暑さに負けないよう元気に過ごしたいと思います。

※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。

撮影:代表取締役会長 土田泰秀

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