2020年5月25日 新緑の庭
4月 「らいちょうの森」の花々と野鳥
前回のかわら版では、当社敷地内の梅や桜、アブラチャンなどをご紹介しましたが、4月の「らいちょうの森」では他にも様々な草木が花を咲かせました。
アセビは小さな花が愛らしいですが、実は葉や茎には毒が含まれています。
馬が葉を食べれば毒にあたって酔ったようにふらつくようになることから、漢字では「馬酔木」と書かれるようになったといわれています。
春の訪れを告げるコブシの花も咲いていました。
コブシは農業の始まりを告げる花とされており、「田打ち桜」や「種まき桜」とも呼ばれていたそうです。
ユキヤナギは、ヤナギに似た枝に咲く白い花が雪を連想させるためその名がつけられたそうです。
ヤブツバキです。
万葉集の頃から知られているヤブツバキは、近世では茶花として親しまれています。
らいちょうの森には今年も野鳥が集い始めました。
天気の良い日にはカッコウの鳴き声が響き渡っています。
5月1日 八重桜
一重の桜の開花から3週間ほど経った5月はじめに、八重桜が咲き始めました。
花びらの枚数が多い八重桜はとても華やかです。
足元を見ると小さな花々も咲いていました。
5月14日 牡丹の花
七十二候では4月30日~5月4日ごろを「牡丹華(ぼたんはなさく)」と呼びます。
らいちょうの森でも様々な色の牡丹が咲きました。
らいちょうの森では、牡丹の他にハナミズキも満開でした。
ハナミズキは北アメリカ原産でヤマボウシに似ていることから、別名「アメリカヤマボウシ」というそうです。
5月17日 トビ VS カラス
空を見上げると、トビとカラスが喧嘩をしているのを発見しました。
トビとカラスは仲が良くないそうです。
食べるものが似ているためだといわれていますが、その昔、染物屋をしていたトビがカラスの羽を希望通りの色に染めてくれなかったからだという説もあります。
らいちょうの森の花々と野鳥・八重桜・トビ VS カラス 撮影:電算部 古厩裕之