2022年8月26日 らいちょうの森の住人
東洋計器敷地内の「らいちょうの森」では、春先から季節ごと様々な植物が花を咲かせ、森の中を彩っています。
こちらはネジバナ(7月)です。「捩花」と書き、その名の通り、くるくるとらせん状に小さな可愛らしい花をつけます。万葉集や古今和歌集にも登場し、千年以上も前から親しまれてきた花です。
数年前から、らいちょうの森でヘビの目撃情報が上がるようになり、「東洋計器のアナコンダ」と名付けられ出現する度に写真撮影が試みられてきました。なかなかその全貌を捉えることができずにいましたが、日差しが眩しく照りつけるこの夏、ついに撮影することに成功しました。
全長2mほどはあるアオダイショウです。生垣の上で休んでいるところを写真に収めました。今年の夏も暑い日が続いていたので、アオダイショウも風通しの良い木陰で涼んでいたのかもしれませんね。
らいちょうの森は、「30年後に鳥や虫などが集まる自然の森を作りたい」という願いの下、1990年4月29日(みどりの日)に約1,000本が植樹され、命名されました。
植樹以来30数年が経ち、当初の願い通り、らいちょうの森には蝶が飛び、ウグイス・カッコウ・ホトトギス・メジロ・モズ・カワラヒラ・シメなどたくさんの鳥が訪れています。数年前には、鷹(ノスリ)が子育てをして巣立っていきました。
SDGsが叫ばれている昨今、木を植え森を育てるなど、身近なことを積み重ねていくことが大切だと感じています。
あっという間に季節は移り変わり、だんだんと秋の気配を感じてきました。涼しい日も増えてきましたね。これからは紅葉する木々の様子が楽しみです。
撮影:情報システム部 古厩裕之